東京の森林・林業について
東京都の森林面積は約80,000ha、林野率(土地面積に対する森林面積の割合)は36%です。森林の約7割は多摩地域西部に偏在しています。この森林は、きれいな水、景観や憩いの場の提供、土砂災害の防止、二酸化炭素の吸収・固定などによる地球温暖化の防止に寄与するとともに、森林の存在そのものが都民の暮らしに大きな恵みをもたらしています。
東京の林業活動は、主に多摩地域の6市町村(八王子市、青梅市、あきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町)で行われています。
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多摩地域の森林
多摩地域の森林面積は約53,000haで、この森林の約6割がスギやヒノキ等から成る人工林で、全国の人工林率(41%)に比べて、高くなっています。
森林を所有形態別にみると、高尾山周辺の国有林が2%で、残りの98%は民有林です。この民有林のうち、約7割に当たる約35,000haは私有林で、それ以外は都有林・市町村有林等の公有林となっており、他県と比べても私有林が圧倒的に多いのが特徴です。
多摩地域の林業
多摩地域は、気候や土壌などの条件がスギ・ヒノキの生育に適しており、古くから「青梅林業」として知られ、主に柱材や足場丸太材の生産を行ってきました。
多摩地域のスギ・ヒノキ等から成る人工林の大半は、昭和30~40年代に植えられており、現在、木材として利用の時期を迎えています。
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